モブ大学生がモテ始めるまで②
こんにちは。くたくたくです。
今回はpart2です。
①を読んでない方はそちらから読むとわかりやすいと思います。
（拾い画ですみません！この方よりはかっこいいです笑笑）
では、始まり。
まあ、前回の続きとなる。
Y先輩はほかのイケメン新入生とイチャイチャしちゃってもう散々な新歓だったが、次の新歓では度肝を抜かれた。
前回の新歓で仲良くなった山田と次のテニサーの新歓に行くこととなる。
ローストビーフ食べ放題飲み放題を先輩のおごりで食べれるなんてまたとない機会だし、と胸を躍らせていった。
俺の席は両隣が結構かわいい先輩で向かいは新入生（男、女一人ずつ）とイケメンの先輩。かなりいい席で山田もLINEでこっそり妬んできていた。
山田は男ばっかの班だった。笑
ただ話が盛り上がっていくにつれ向かいの新入生の男、菊池としよう。
菊池が話を回し始めたのだ。
菊池はこのサークルの新歓に結構来ているらしいが、それでもこんなに面白く会話を弾ませられるとは。
菊池は顔も普通で身長も普通で何もかもが普通なやつに見えていた。
今回の新歓はうまくやるつもりだったのだが、完全に場は菊池のものとなっていた。
菊池が面白いことを言ったり、一発芸をするたびに俺の両隣は
「おもしろ～～」
「菊池と付き合ったらずっと楽しめるね！」
「かわいい～」
と盛り上がっていたが、もう俺は全然だった。
もちろん菊池が場を完全に支配し、俺がかわいい先輩と話せなかったことも多少ダメージがあったが、菊池が圧倒的に女子にモテていたのが一番の衝撃だった。
それはもうエベレストの上に登って落雷を浴びた後メイウェザーのフックが手の間をすり抜け顎にしっかり決まったくらいの衝撃だ。
すなわちノックアウトだ。
「男は結局顔なんだ。
顔がなきゃかわいい子とは付き合えない」
と山田と言い合って一週間もたたずして、これは打ち砕かれることになる。菊池によって。
言ってしまえば、俺と山田がかわいい彼女ができないことを自分の顔のせいにしていただけだと気づいた。
それを認めるのが嫌だったのだろう。
だが、そんな自分も認めなければ前に進まない。
～Point～
男は顔だけと思いがちだが、それは自分のモテないことへの単なる言い訳でしかない
この後、山田と二人で山田の家で語り合った。
俺は山田に告げた。
「俺は大学デビューを成功させるぞ」
山田も
「お、奇遇だね。俺もそのつもりだった。」
この会合はのちに二人の中でデビューの会合として大切な記念日となった。
だが、俺も山田も女性経験がそこまでなく何からしていいんだか。。。という状態。
そこで山田と仲がいいイケメン水野君に教えを乞うこととなった。
水野君とはじめて会ったのは渋谷から徒歩５分くらいの ”BELLON 渋谷店” という
産地直送の新鮮な牡蠣が食べられるお店である。
なんともおしゃんなところで入るときに本当にここで会ってるのか４回くらい確認した
外で待っていると
「よお！はじめましてだな。水野だ。」
なんてフランクなやつだ。
しかも服はおしゃれで髪もしっかりセットしていて、ザ・イケメン大学生だ。
同い年とは思えない。
俺と山田は山田の方がイケメンだが、それ以外の格好はほぼ同じだった。
普通の写真がプリントしてあるTシャツにジーパンに少し汚れている靴に眼鏡。
まあ、よくいるぱっとしない普通の大学生だろう。
彼らとたわいもない話をしながらご飯を食べていた。
そこで水野から本題が切り出してくれた。
「んで、なんか目的あんじゃないの？」
そこで俺と山田はふたりで大学デビューを成功させることを決めたこと・デビューの会合について話した。
「あっはっはははは！そんなことしてたんか！笑 俺も誘えよ笑」
「いや、もうお前はデビューとかないやん笑」
俺と山田のツッコミはまるかぶりだ笑
「んじゃあ、まずな、眼鏡やめな」
んん、眼鏡はよくおしゃれとしても代表的なやつやろ？？
なんだ、水野は俺らをばかにしてんのか？
「おいおい、そんな顔すんなよ笑笑
お前らの眼鏡の度が強すぎて正直めちゃめちゃモブ感でてるよ笑」
衝撃すぎて、言葉を失った。
俺の眼鏡はメンズファッション雑誌で紹介されていためがねだったからまさかマイナスポイントになるとは。。。。
その後家に帰って自分の眼鏡をよく見た。
度が強すぎてフレームからガラスが出まくってる。
そういうことか。。
眼鏡をおいてコンタクトを買いに行った。
～Point～
見た目で減点されないようにする最低限の努力は必要
～つづく～
