くたくたくブログ

都内在住。某国立大学文系。

モブ大学生がモテ始めるまで③

こんにちは、どうもくたくたくです。

 

今回はpart③です。

一応part1と2のリンクを貼るのでぜひ見てみてください。

 

www.taku-record.com

 

www.taku-record.com

 

 

 

 

と、初めての水野との会食は終わった。

 

そしてコンタクトをつけ始めた。

牛乳瓶の側面みたいな眼鏡をおいて。

 

見た目を変えると気分を変えるとはまさにこのことだな、と思った。

だが、すぐに結膜炎となり、眼鏡に戻す羽目となった。

 

それから時は流れ、

履修期間は終わり、新歓期間も終え、

俺はテニスサークルとフットサルサークルに入った。

 

テニスサークルといってもテニサーのカーストでは真ん中くらいのやつで、山田と一緒に入った。

 

もちろん水野は一番カーストのテニサーに勧誘されまくり、入らざるを得なくなったらしい。

うらやましい限りだ。

 

新歓合宿あたりまで

俺はテニサー内で明るい眼鏡キャラを演じていたつもりだった。

だが、山田から言われた一言は強烈だった。

 

「なんかあか抜けないよなぁ。おまえ」

 

山田はオブラートに包むということを知らない。

 

「俺は水野にあか抜ける方法教えてもらったんだよ。

今日連絡しておくから、直接聞いてきな!」

 

なんといい友達を持ったんだろう。

 

~Point~

あか抜けるとモテ始める 

 

そして後日、連れられてきたのはまたもや渋谷のおしゃれなお店。

”ザリガニカフェ”というところだった。

 

今、いや、ザリガニ????

っとなっただろうが、とてもおしゃれでランチが1000~2000円くらいで食べられるいいお店なのだ。

 

どこでいい店知るのかと不思議に思ったが、心にとめておいた。

そんなことよりあか抜ける方法が早く知りたかったのだ。

なぜなら、もうすでに山田はイケメンキャラとして定着し、女子とも親しげだったからだ。

 

「どーやったらあか抜けるかねぇ。。

自分で調べてみた??」

 

もちろん調べた。

だが、なんでそうするべきか書いてないものが多かったし、これを飲むべきとか言うもう嘘全開のものまででてきたから聞くことにしたのだ。

 

「なるほどね!それなら教えるか!教えを乞うだけのやつ嫌いなんだよね。。。」

 

これには同感だ。

ググれカスと感じる。

 

~Point~

人に聞く前に一度調べるべし 

 

 

「まずは、コンタクトはそろそろ付けられるっしょ?結膜炎なおるだろうし。

あとは、眉毛を整える。髪を美容院で切る。肌をきれいにする。がメインかなぁ」

 

ほうほう。ありきたりなものばかりじゃないか。

それくらい知っている。

 

ニコニコしながら水野が言った。

「うんうん。知ってるって顔してるね笑笑

じゃあ、何個ちゃんと実践してる??」

 

あ。。。はっとさせられた。結局は実行しなければ意味ないのに。

方法を探すマニアみたいになっていたと。

これじゃあ、陸で腕グルグルまわして、そろそろクロールできるかなぁと思っているあほなやつやん!!!

 

 

~Point~

知識を手に入れたら、しっかり実践するべし。

 

 

また笑いながら言った。

「肌と髪と眉毛は特に重要かなぁ。

肌は今ニキビあるからそれはちゃんと皮膚科に行く。眉毛は家でやるので十分かな。

じゃあ、そろそろ先輩と予定あるからじゃあね!」

 

うわぁ、モテ発言出た。。。だけど水野がいいやつすぎてそんな思いにはならなかった。

ひとり、ザリガニカフェで物思いにふけっていた。

 

なんで水野は俺にかまってくれるのか?

めんどくさいはずなのに。

 

受験でお菓子を食べすぎてかなりできてしまったニキビを見ながら思った。

 

家に帰り、美容院を予約し、すぐに言われたことを実行した。

 

次、サークルに行ったのは合宿だった。

そこで女子の反応が違った。

 

「え、、くたくたく??」

「眼鏡外した方がいいじゃん」

「なんか、かわいい~」

 

と先輩からも同期からも好評だった。

だが、それが同期の男の反感を買った。

 

「あいつ、コンタクトにしてから調子乗ってない?」

「それな。なんかうざい」

 

それをたまたま山田と聞いた俺は山田と顔を見合わせてにやにやしていた。

それは水野が描いた通りの出来事が起きたからだ。

 

「たぶん、あか抜けっていうか雰囲気とか何か良くなったときはたいてい妬んだり、嫉妬してきたりするやつがいるから、そういうやつらが出てきたら喜んでいいよ笑

あと、基本的にいいことないからそういうやつらにはかかわらないでいいよ笑」

 

水野の笑顔と声が脳によみがえる。

 

成功や!!

と山田とはしゃぎまくった。

 

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まるで雨の予定の遠足がはれに変わったときのように

 

~Point~

 他人が嫉妬したり、妬んできたときは成長している証

 

だが、問題はまだまだあることをこの時は知らなったがすぐに気づくことになる。

 

~つづく~